ムジュラの仮面は王道ストーリーではない。パラレルワールドへ迷い込んだ物語である

2000年4月27日にNintendo64で発売日された「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」は2015年2月14日に3DSでリメイク版で発売されました。

私は子供の頃に64版でプレイしましたがクリアすることは出来ず諦めていました…3DSでリメイク版が発売されると知り再びやってみようということで3DS版は予約までしてプレイした思い出のあるゲームです。

ゼルダの伝説ムジュラの仮面はどんなゲームなのかを紹介したいと思います。

あらすじ

ムジュラの仮面は主人公リンクが「タルミナ」という世界の森の中にいるシーンから始まる。

リンクは森の中で「スタルキッド、トレイル、チャット」に相棒のエポナという馬とゼルダ姫から渡された大切な「オカリナ」を奪われてしまう。

スタルキッド達を追いかけたものの、既にエポナはどこかへ捨てられてしまっていた。そしてスタルキッドはリンクを「デクナッツリンク」の姿に変身させた後どこかへ行ってしまう。

トレイルはスタルキッドに追いついたがチャットはリンクと一緒に置いてかれてしまい、チャットは弟のトレイルとはぐれてしまったのである。

チャットはリンクに謝りスタルキッドの行きそうな場所に心当たりがあるから私を連れて行った方が良いと提案する。リンクとチャットは一緒にスタルキッドを探すことになる。

「しあわせのお面屋」という人物が現れ、大切な仮面をスタルキッドに盗まれてしまい困っていた時に森の中でリンクを発見し後をつけて来たと話す。

しあわせのお面屋は、オカリナがあれば元の姿に戻す方法を教えてあげるから大切な仮面も取り戻して欲しいとリンクに伝える。

しあわせのお面屋の大切な仮面を取り戻すため、そして「3日後には月が落ちてくる」と噂されているタルミナを救うためにリンクは冒険に出発するのである…

ムジュラの仮面はタイムループしながら世界を救うゲーム

タイムリープ、タイムループ、タイムスリップなど色々な言葉があるが

私は決まった開始時点から同じ期間を何度も繰り返すことをタイムループだと思っているので今回はタイムループという言葉で説明したいと思う。

ムジュラの仮面は「月が落ちるとゲームオーバー」になってしまう。リンクは3日間(72時間)ぶっ通しで世界を救うために冒険し続けることになる。

ゲーム内での1時間は私たちの現実時間(リアルタイム)では45秒らしい。時間の流れを遅くする「時の逆さ歌」や時間を進める「時の重ね歌」などもあるが、基本的には約1時間プレイすると月が落ちてくるという仕組みになっている。

時を戻す「時の歌」を奏でると、しあわせのお面屋からムジュラの仮面をスタルキッドから取り戻して欲しいと言われた日に戻り、ここから3日間がスタートする。

好きなタイミングで時の歌を奏でることが出来るので、5分プレイしたけど飽きちゃったからまたやり直そう…と思ったら時の歌を奏でてまた3日間を過ごすというので全然OKである。自分の好きなタイミングで何度でもタイムループすることが可能である。

時を戻すと色々な出来事がなかった事になるから注意が必要だ。

  • 頑張って進めた神殿も最初からやり直し
  • クリアした神殿もリセットされる
  • 頑張って進めたイベントもやり直し
  • クリアしたイベントもリセットされる

ただしクリアした神殿に入るとすぐにボスの部屋までワープ出来る魔法陣が登場する。

この世界のお金はルピーと呼ばれているが、ルピーも銀行に預けなければ全てなくなる。

基本的に色々な物が無くなるが無くならない物もある。

  • お面
  • 仮面
  • ムジュラの仮面を作った人が決めた重要と判断したアイテム
  • オカリナで覚えた歌

自分がプレイした記憶と無くならないものを上手く使いながら時間を効率良く使ってクリアしていくべし。

前作時のオカリナをプレイしていなくても楽しめる

ムジュラの仮面は前作「時のオカリナ」をプレイしていなくても楽しめる作品になっている。

ムジュラの仮面というゲームのストーリーは時のオカリナで登場した相棒のナビィがいなくなってしまったのでナビィを探す旅に出ていたが、途中でスタルキッド達に出会ってしまったということなので

時のオカリナはガノンドロフから世界を守るというヒーローが悪を倒すみたいな王道ストーリーだったが、ムジュラの仮面は「月が落ちて来るのを防ぎ、しあわせのお面屋のためにムジュラの仮面を取り返す」のが目標だからか

ガノンドロフもトライフォースも出てこない。ゼルダ姫も回想シーンのみの登場。マスターソードも出てこない。

前作とはほぼ繋がりは無いので時のオカリナをプレイしていなくても楽しめるが、プレイしていた方がちょっと面白いかもしれない。

なぜなら、時のオカリナに登場していたキャラクターが登場しているからである。ハイラルの人物とタルミナの人物は住む世界が違うので同一人物ではないかすごく似ている。

しあわせのお面屋は時のオカリナではリンクにお面が売れるように営業してきてね!的なポジションだったのにムジュラの仮面では仮面が盗まれるという超重要人物になっている。

他にも色々なキャラクターが出てくるので懐かしい気持ちになりながら楽しむことが出来る。

時のオカリナは神殿の数が確か6つくらいあったはずだがムジュラの仮面は4つくらい。時のオカリナよりも少ないがムジュラの仮面はサブイベントがめちゃくちゃ充実しているのが面白くて良かった。

3日間のタイムループをプレイした感想

タイムループを取り扱っている作品に触れたのはムジュラの仮面が初めてである。ムジュラの仮面のタイムループにはとても楽しませてもらった。

メインストーリーは基本的ににゲームオーバーにならないように時間を気にしながら進めていけば良いがタイムループが活かされているのはサブイベントの方である。

時間によって起こるイベントが違うので全てを頭の中に入れるのは大変なことだと思うがタルミナで暮らしている人々や生き物の動きを観察し、「いつ何が起きるのか把握しながら動かなければならない」のが難しくもあり面白いところである。

例えば町にある「ナベかま亭」という宿屋。たまたまリンクと同じ名前の方が予約していたらしく13:50〜16:10の間に初めて受付の人に話しかけると(本当に予約していた方には申し訳ないが…)宿を予約していたことになり鍵がもらえる。

他の時間帯に話しかけると予約がいっぱいと言われ断られてしまい当然鍵はもらえない。チェックイン前に受付に来てしまったら予約していないことになるということをちゃんと考えられていて丁寧に作られていて面白いなと感じた。

私が好きなのは3日間という時間をフルに使った最大のイベントである。1つでも間違えてしまうと失敗してしまうのだが出来た時は感動するイベントとなっている。カーフェイという人のラブストーリー物語だ。

ムジュラの仮面を購入した人はぜひ…いや、絶対にプレイしていた方が良いイベントである。

ムジュラの仮面は仮面やお面が24枚ある。仮面やお面をゲットするためには基本的にイベントをクリアしていく必要がある。

私は、メインストーリーも面白かったがやり込み要素が多いのがムジュラの仮面の最大の面白さかもしれないと思っている。

私のようにメインストーリーよりもサブイベントが好きだというもいると思う。それくらいやり込み要素があって面白かった。

タイムループにより何度でも同じイベントや神殿を楽しめるっていうのも面白いところだし考えた人は天才だと思う。

以上でゼルダの伝説ムジュラの仮面の紹介を終わりにしたいと思います。

クリアした人向けにも記事を書いてみました。プレイしたら読んでみてくださいね!

ゼルダの伝説ムジュラの仮面。クリアした人が楽しめたら良いなと思う記事を書いてみた

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