昔、短大に通いながらレンタルビデオ屋でバイトをしていました。買取や販売、セルフレジが普及していない頃の話ですがよろしければ参考にしてみてください。
慣れるまでは毎日緊張しながら頑張ったもんだ。
最初は返却されたDVDを元の場所に戻すという業務からスタートしました。次にコミックで最後はCDでした。
新作・準新作は分かりやすくて戻しやすいですが旧作はすごく苦戦しました。一度にたくさんの物を戻すために大量に商品を持つので重たくて大変だなと思いました。
ごく稀に聞いた事のないタイトルのDVDを長年働いている人ですらこれってどこなの?と戻す場所を見つけられないこともあります。そういう時は諦めて誰かがいつか暇な時にでも戻すので焦らなくても大丈夫ですけどね!
場所を覚えてしまえばスムーズに行えるので慣れるまでが勝負だと思います。私はレジ業務より返却されたDVDを元に戻すリターン作業の方が好きでした。
基本的にレジ担当の人は以下のことをしていました。
- お客様に商品を貸し出す
- お客様から商品を返却された時に延滞料金がないかなど確認をする
- DVDやCDなどを機械で磨く
時々新規で来られてお客様にカード発行をしたり電話が鳴ったら対応するなどやる事が多いです。夜暇な時間帯はお店の広告であるPOPを作ったりもしていました。
レジ業務も覚えてしまえば同じことの繰り返しなので間違えないように1つ1つ作業を確認する集中力があれば大丈夫だと思います。
今はセルフレジなので良いですが昔は、何泊利用するかとか、〇日までは〇枚借りたらセットレンタルで安くなるとか覚えて説明しないといけなかったし
バイトに行ったらいきなり…セットレンタル始まったからお客様に説明してねって言われてタイムカードを押す前になんて説明するか自分なりにまとめて少し練習したりするのが大変でしたね。
私の個人的な感想です。
例えば…お客様がジブリ作品を探していたとします。
お客様に「千と千尋の神隠しってどこにありますか?」と聞かれたら置いてあるコーナーへご案内したり、タイトルを検索して店内に借りられる在庫があるか確認することも可能ですが
「タイトルは分からないんですが…魔女が出てきて、龍が出てきて、カエルがなんか黒いのに食べられちゃうような内容のDVDなんですよね」って言われたらすごく困ってしまいます。
出勤しているスタッフが誰も分からなかった場合、裏で社員さんかその日一番偉いパートさんがパソコンや携帯で調べていくつか候補を出してお客様のところへ行きます。
DVDと違ってシングル曲が入っているアルバムは複数存在するのでアルバムが何枚あるかチェックしCDを全部見つけ出さないといけないからきついです。
後からお客様が…あれ?これにも入ってるじゃんって思ってしまったら申し訳ないので、本当にこれだけなのだろうか?と毎回ヒヤヒヤしながら探していました。
大量に返却されるDVDやコミックの返却処理、レンタルするお客様も多くすごく忙しくて土日の昼はめちゃくちゃきついと思いました。忙しすぎで心が折れそうでした。1番つらいのが私の中で昼の時間バイトをすることでしたね。
夜は何時まで働くのか…
私は福祉系の短大に通っていました。月曜日から金曜日は基本的に8時30分頃には登校しないといけないのであまり夜遅いと学業が疎かになる可能性があると思いバイト出来る時間は22時までと面接で事前に伝えていました。
大晦日やお正月はどうしても出る人がいなくて21時から1時まで働いていました。年越しは職場でつまらなかったです。
やはり夜働くというのは眠くてしんどいです。
18歳を過ぎたら大人はもちろん学生さんでも夜は何時でも働いて良いので学生さんは気をつけた方が良さそうです。
私は接客をしながら時間が経過している方が仕事をしている感じがするからどうせ働くなら退屈よりかはある程度忙しい方が良いし、基本的に仕事中にスタッフ同士がずっと仕事と関係のない話をしているのが好きではない。
業務に集中していたい人間なので、夜間のほぼ誰も来ないような時間帯にスタッフと何か雑談などをしながらPOP作成などの作業をするのがつまらなくて時間が経つのが遅く眠いし22時以降の仕事は嫌いでした。
転勤がすごく多いイメージです。
私の働いているお店はDVDが途中で止まってしまって全部観られなかったなどのクレーム対応は社員さんが対応していました。社員さんがいない時間帯はパートの1番偉い人が対応していました。
店長はおそらく3年程同じ店舗にいましたが他の社員さんは入れ替わりが多かったです。他の社員さんは半年くらいで転勤している人が多い印象を受けました。
店長は転勤エリア内のどこに転勤になっても良いようにどこでも車で通勤可能な距離範囲に住むようにしていたと言っていました。大変そうです。
お断りしてしまいましたが2年も経たないうちに正社員に誘われた経験があります。
店長と2人で休憩しているといきなり「うちの会社ってけっこう頑張っているのを評価してくれる会社なんだよね」「正社員に向いていると思うんだよね」「どう?正社員になってみない?」と声をかけて頂きました。
バイトから正社員になることも出来るんだなと驚きました。
シャツは指定の物を貸して頂くということで毎回貸して頂いた作業着を持参し個室で着替えるという感じでした。下は私はジーパンでした。
髪型は明るめだったので店長に「本社の人に髪の毛の明るい人がいるって言われちゃったよ」と言われたことがあります。そこまで派手すぎる茶髪ではなかったですけどね…
後から聞いた話ですが…店長はズルいことに私はすごくバイトの時にいらっしゃいませの声を毎回大きい声で元気良く出したりテキパキ動いて頑張っていたから本社の人が来る日の時間帯に私がメインでレジ業務をするようなシフトに仕向けていたらしいので頑張っていたから髪の毛は許されていたと思います。
あまり茶髪にし過ぎない方が良いと思います。黒よりに近い茶髪なら良いのかもしれません。軽く染めるのはOKだと思います。皆さん軽く染めている人ばかりでした。
大変だなと思うことばかり書いてしまいましたが最後にメリットも書いておこうと思います。
宣伝のDVDやCDが流れているので流行りのものが分かるようになります。
このDVDついにレンタル始まった!テレビモニターでCMしているぞ!こういう映画なのか!へぇ!と思ったり
シングルやアルバムCDランキングを見て世間では何が流行っているのかが分かるようになります。CDコーナーではランキングの音楽が流れていたりするし音楽が好きな私は聴きながら仕事が出来て楽しかったです。
新作や準新作はお客様に貸し出すのが優先なので社割レンタルはしないようにと言われていましたが旧作は社割でレンタルさせて頂きました。DVDを観るのが好きという人やCDを聴くのが好きという人にはすごく嬉しいことだと思います。
お客様からこのDVD途中で止まっちゃった…このCD音が飛ぶぞ…などクレーム対応になってしまった商品は傷を専用の機械で磨き、スタッフが観たり聴くなどのチェックをしてから店頭に戻します。
チェック方法ですが…基本的には傷を磨いた後にスタッフが家に持って帰って最後まで観たり聴いたりするという感じでした。
社員さんは日々仕事が忙しくて家でDVDやCDを観る暇がないのでパートやアルバイトの人の中で観たり聴いたりする時間がある人が好きなCDやDVDを家に持ち帰りチェックするのです。
ちゃんと観たり聴いたり出来るかのチェックなのでお金はかかりません。お金はかからないがきちんと最後まで観たり聴いたりしましょうが条件なので観たり聴きたくないところを早送りをするなど好きなように観たり聴いたりすることは出来ませんが…好きな作品をタダでじっくりと観たり聴いたり出来るのは嬉しいなと思いました。
これから働こうかな?と思った人はぜひ頑張って下さいね!
以上です。